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【社内で実践】低コストで商品撮影をするときの段取りリスト

EC運営に商品撮影はつきもの。特に画像のクオリティはCVRに関わる重大な要素として年々重要性を増しています。しかし外注するとコストやコストがかかり、商品アップまでのリードタイムが増加する懸念点があります。よって、社内リソース(メンバー、スタジオ、カメラマンなど)を使って低コストでリードタイム短く撮影する場合もあります。

今回は社内で撮影する際に工夫したいことをまとめてみました。

撮影に必要なリソース

撮影を行うには次のようなリソースが必要です。

・撮影する商品

・カメラマン

・スタジオ

・モデル(モデル撮影がある場合)

・撮影ディレクター

・ヘアメイク

・スタイリスト

・アシスタント

それぞれ見ていきましょう。

絶対に必要なリソース(商品・カメラマン・スタジオ)

【商品】事前に実物やサンプルを準備する必要があります。1品番複数カラーある場合は全てのカラーをそろえましょう。

【カメラマン】プロのカメラマンが社内にいると理想ですが、いない場合は一眼レフカメラとカメラが得意なスタッフで賄うことになります。普段からよく写真を撮る習慣がある人やインスタをよく更新している人から人選しましょう。

【スタジオ】商品を撮影する場所はとても重要です。多いのは「プレスルームを活用する」ことだと思いますが、社内に適切な場所がない場合は、スタジオをレンタルしましょう。今だとスペースマーケットなど空間シェアサービスがたくさんありますから、低コストで1時間からレンタルすることができます。スタジオ選びの際に重要なのが「照明」です。レンタルスペースでも最低限の照明機器を設置しているところがあります。撮影スタジオと照明にはコストをケチらない方が良いと思われます。

あるといい!リソース(モデル、ヘアメイク、スタイリスト、アシスタント、撮影ディレクター)

【モデル】物撮りのみだと不要ですがモデル撮影をする場合は必須となります。社内でモデルができそうな人選をしましょう。とはいっても社内人材はモデルとしては素人の場合がほとんどだと思います。人選のときに気を付けたいのは、顔で選ぶのではなく、スタイルの良さ(高身長、やせ型)や立ち振る舞い(ポージングに生かせる)が良い人を選ぶことをお勧めします。

【ヘアメイク、スタイリスト】ヘアメイクやスタイリストはモデル自身がやる場合が多いかもしれませんが、もしできる人がいると画像のクオリティがUPします。

【アシスタント】撮影アシスタントは、商品を並べたりモデルの着替えを手伝うなど、撮影業務を円滑にする役割として重要です。難しい作業はないですが、アシスタントがいるだけで時短になるのでできればメンバーにアサインしたい役割です。

【撮影ディレクター】撮影ディレクターは全体の段取りや社員のクオリティを確認する重要な役割です。カメラマンが兼ねることもあるかもしれませんが、できればカメラマンとは別の人をディレクターに立て、全体の指示やカメラマンの撮影した画像をチェックする役割として存在すると良いと思います。

撮影のクオリティは事前準備が8割!(準備リスト)

撮影は日時を決め、撮影スタジオを抑え、当日撮影するだけと思われることもありますが、実は事前準備が大事です。事前にしっかり準備しておきたいことは、

  1. 撮影したいクリエイティブイメージを決め、メンバーたちに共有する
  2. 撮影スタジオの使い方、照明や自然光の確認
  3. 当日参加者の確認、持ち物などの周知
  4. 撮影商品(SKU)の確認
  5. 当日のスケジュール
  6. 当日の雰囲気づくり(音楽、飲食の準備など)

などです。これらを事前にしっかり準備し、メンバーに周知しておくことで当日は段取りよく時間通りに撮影が進んでいくことでしょう。逆にこれらの準備があいまいだと、当日現場で考えたり修正することが多く時間がかかってしまいますので気を付けたいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。「商品撮影」は、ただ商品を撮影すればよいというだけでなく、関わるスタッフ、場所、商品特性などをトータルで考え、事前にしっかり準備しておくと、充実した撮影業務になり画像クオリティもアップすることと思います。ぜひ当日までの準備に力を入れてみてください。

ABOUT ME
竹内 真
FASHION×IT×SOLUTION ファッション業界8年、EC業界12年やってます /ファッション企業の経営者(志望含む)向けに情報発信 / ファッション業界のEC事業を研究 /